#カイシャ・組織
2021.11.25

ユーネットの歴史【創業秘話 編】

丸尾社長に、ユーネットの歴史を聞いてみました。

ユーネットはどのようにして誕生したのでしょうか。

元々、私は大手SIerでエンジニアとして働いていました。独立をしたのは、純粋にエンジニアとして技術を追求し、面白い仕事をしたいと思ったからです。そして、その想いに共感してくれた前職の部下や繋がりのあった仲間が集まって、1994年9月にユーネットができました。
ユーネットという社名は、「you(みんな)」+「ネット(人と人との繋がり)」。つまり全員が人と人との繋がりを大切にした集団でありたい。その想いを込めて付けました。

―会社を続けてこられて、転機などはありましたか。

いちばんの大きな転機は、大型汎用機系からオープン系へと、世の中的にシステム開発が根本から大きく移り変わったタイミングです。当時、前職からの繋がりで、クライアントからは良い案件をいただいていました。ですがオープン系が主流になっていくであろうことを考えると、将来的なことも見据えて新たな案件を取っていかなければいけない状況だったんです。そこで、やったことのないオープン系の案件を獲得し、なんとか形にしていく。そんな試行錯誤を繰り返しながらオープン系へ移行をしていきました。
大変でしたが、オープン系への移行ができたことが、経営が軌道に乗るきっかけになりました。同時に、新たな領域の案件にも積極的に挑戦していくことの重要性がわかったんです。これを機に、挑戦を大事にしていく、ユーネットの風土が出来上がったと思います。

―経営をしている中で、創業時から変わらず大切にしていることはありますか。

一貫して変わらないのは、面白い仕事をする、ということです。案件を獲得するときの判断軸は、常に面白い仕事ができるかどうか。面白い仕事というのは、決められたものをただ作るという案件ではなく、自由にアイデアを出し合い、課題解決ができ、付加価値を付けられる案件です。利益を追求すれば、もっと作業的な案件も獲得したほうがいいかもしれません。ですが、面白くないですし、エンジニアの成長にも繋がらないので、そういった案件は断るようにしているんです。
結果として、エンドユーザーに近い仕事を任されたり、直接取引を行なう案件をいただいたりすることが増えていきました。「ユーネットは付加価値をつけてくれる」と言って信頼してくださり、5年以上案件を任せてくれているクライアントもいるんです。

これからのユーネットの話を教えてください。

AIなどが発展していくとオペレーション(作業)を繰り返すエンジニアの仕事は、取って変わられてしまうと思います。そういった意味でも、ユーネットは面白い仕事をし、付加価値を付ける課題解決の集団になっていく必要があると考えています。時代が変わっても必要とされるエンジニア集団を目指していきたいですね。もっと直接取引の案件を増やして、コンサルティングに力を入れていきたいと思っていますし、そういったことをやっていきたい仲間を増やしていこうと思います。

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