カイシャ・組織
新任係長の挑戦と成長を訊く!
2025年08月08日
4月から3ヶ月間の新入社員研修が無事終わりました。
今回は、その担当講師Mさんに研修を振り返っていただきました。
1998年にユーネットに入社しシステム開発の仕事に携わり、3年前に事業推進部の人事へ異動しました。
人事では、未経験で入社された方に向けての研修を実施しています。
研修は
ビジネススキル研修や、
技術研修として
・Excel
・アルゴリズムとフローチャート
・プログラミング(JAVA)
・SQL
・Webアプリ
・グループワーキング
を行っています。
新人研修の目的は、
・仕事への取り組み方や考え方を学ぶ
・自分で問題を解決する力を身につける
・自己発信力を身につける
ことです。
新人がこれらの目的を達成できるようにフォローすることが、私の役割です。
新人研修の最後に取り組んだ日報システムの課題では、別の業務が重なり、私が十分な説明の時間を取れない状況がありました。
そんな中、新人のIさんが『みんなで読み合わせをしましょう』と提案してくれて、実際にメンバーをまとめて進行してくれました。
さらに、処理内容についても、Iさんが仕様書を読み解きながら他のメンバーにわかりやすく説明してくれました。
アルバイトで少し開発経験があるとはいえ、その主体性と理解力には素直に“すごいな”と感じました。
工夫としては、新人研修の課題に取り組む中で進捗に差が出てしまった際、遅れているメンバーにはもちろんキャッチアップの方法を提示してもらいましたが、私は新人研修の期間を“チームで取り組むもの”と捉えていたため、進捗が順調なメンバーにも『自分ごと』として捉えてもらい、遅れているメンバーのキャッチアップ方法を一緒に考えてもらうようにしました。
新人研修では、毎朝の朝会で各自がその日の予定を報告するのですが、研修初期は多くのメンバーが『〜までできたらいいなと思います』といった曖昧な表現をしていました。
そこで、一度“具体的な目標を意識して報告するように”と伝えたところ、最初は慣れずにふわっとした言い方に戻りそうになる場面もありましたが、『はっ!』と気づいて言い直すようになり、次第に具体的な目標をしっかり報告できるようになりました。
小さな変化ですが着実に成長していると、とても嬉しく感じました。
1つ目は、グループワークの成果発表です。
グループワークでは、実際の業務を意識したタスクを通じて既存システムを理解し、最終的に自分たちが追加したい機能を考案・実装し、完成した内容を発表します。
2つ目は、個人の成果発表です。
4月からの3ヶ月間の新人研修を通して、技術研修や動画研修で学んだこと・気づいたこと、成長を実感した点、反省点、そして今後の目標について発表します。
事前に新人さんたちの発表資料のレビューや練習に参加していたので、内容は把握していましたが、当日の質疑応答でうまく答えられるか少し緊張していました。
実際には、質問にも落ち着いて対応していて、「頼もしいな」と感じました。
3ヶ月間の研修を通して、AIが“ごく普通に活用される”時代になっていることを改めて実感しました。
その中で、AIを使うことが必ずしも研修の目的に合致するとは限らない場面もあり、そうした場合には事前に明確な指示を出す必要があると気づきました。
これは私自身の反省点でもあります。
今後も新しいIT技術が次々と登場する中で、研修の目的に沿って適切に技術を活用できるよう判断力を磨いていきたいと思います。
研修中の雑談で、部長から「ゆくゆくはどうなりたいの?」と聞かれたとき、皆さんは「技術者として成長し続けたい」「リーダーとして活躍したい」「さまざまな経験を積みたい」と答えていましたね。
日々の業務に追われる中で、入社時の思いや目標を忘れてしまうこともあるかもしれません。そんなときは、ぜひ初心を思い出してみてください。
そして、失敗を恐れず、前向きにチャレンジし続けてください。皆さんのこれからの成長を楽しみにしています。
今回で3回目の新人研修でしたが、まだ3ヶ月間の研修プログラムを無事に完遂することに意識が向いています、
改めて新人研修の目的である『仕事への取り組み方や考え方を学ぶ』『自分で問題を解決する力を身につける』『自己発信力を身につける』という人材育成を意識し、しっかりと支援できる研修を目指していきたいと思います。
Mさん、3ヶ月間、研修おつかれさまでした。
無事、教え子たちを現場チームに送り出せますね。